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IoT時代に向けたアライドテレシスの取り組み

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IoT(Internet of Things)の進展にともない、ITインフラの変革が急速に進んでいます。 IoTを活用するためには、従来のようにデータセンターや社内のネットワークだけではなく、社外に散在するIoTデバイスまで含めたネットワークを運用・管理しなければなりません。

アライドテレシスでは長年にわたり、さまざまなお客様ニーズにお応えして、ネットワーク技術、製品を開発してきました。

ここでは、「IoT時代に向けたアライドテレシスの取り組み」と題し、アライドテレシスの全体的な「今までの取り組み」と「IoTを見据えたこれからの取り組み」についてご紹介します。(アライドテレシス株式会社 上級執行役員 マーケティング本部 本部長 佐藤 誠一郎)

ITインフラの変革が進むにつれ市場のニーズが多様化

アライドテレシスは、自社開発・自社生産を背景に、規格化された機能・仕様を安価に安定して供給することで、長年多くのお客様にご利用いただいています。

しかし、ITインフラの変革が進むにつれて、市場のニーズが多種・多様になったことから、2007年には新たなオペレーションシステム、ネットワークOSを搭載したスイッチ製品「xシリーズ」をリリースしました。

この独自OSが、「AW+(AlliedWare Plus)」です。ネットワーク機器をプロトコルレスでアクティブ/アクティブに冗長化する「VCS(Virtual ChassisStacking)」や、50msでのルート切り替えを実現し、IPサーベイランスネットワークや社会インフラに最適な「EPSR(Ethernet ProtectedSwitched Ring)」など、従来の規格にはない当社独自の技術を生み出し、多種・多様な市場ニーズにお応えすることが可能となりました。

多種・多様なニーズに応えるアライドテレシスの取り組み 

ネットワークの運用・管理を効率化するAMF(Allied Telesis Management Framework)

さらに、このAW+では、「AMF」を通じてネットワーク運用・管理を高効率化し、コスト削減にも成功しています。ネットワークと一言で言っても「異なる運用形態」「異なる企業規模」があり、ネットワーク自体にもさまざまな形態が存在します。そのため、ネットワークの運用・管理はますます高コスト化していきます。

そこでAMFでは、ネットワーク上に存在する機器をすべて仮想的な1台の超大型シャーシスイッチ化します。従来であれば、機器の設置や交換の際は個別にスイッチやルーター、無線LANアクセスポイントを設定しなければなりませんでしたが、AMFはネットワーク上のすべての機器を、1台の仮想的なシャーシスイッチ化し、「一元化」「簡素化」「自律化」します。

AMFによる高運用効率/低コスト化の実現 

AMFの持つ、ネットワークの一元管理を実現する「セントライズドマネージメント」や、初期設定不要で、ネットワークを自動構築する「オートレジリエントコネクション」、接続するだけで交換作業を完了する「スマートプロビジョニング」など、さまざまな機能により、「人・物の重複/分散による高コスト化の解消」、「複雑で煩雑な手順/構造による工数の増大の解決」が可能となり、ネットワークの効率化・低コスト化を実現します。

主要デバイスのユニファイド化・削減コストイメージ 

AMFは従来、スイッチ製品「xシリーズ」中心に搭載してきましたが、最近は大幅にラインアップを追加しています。中でもUTM機能を持った次世代ファイアウォールがAMF対応したことで、WAN越えや商用回線を使ったAMF対応の展開はますます本格化しています。

ネットワークでセキュリティーを担保する「SES(Secure Enterprise SDN)」

Secure Enterprise SDNソリューション 

さらにAW+では、OpenFlowを用いてネットワークでセキュリティーを担保する「SES(Secure Enterprise SDN)」の提供も開始しています。SESの特長としては、企業向けアプリケーションと連携/連動し、その結果をもとに、端末が接続されているエッジ・スイッチにて、ネットワークアクセスを制御します。例えば、UTMなどのセキュリティーアプリケーションと連携し、業務に関連するデータベースへのアクセスは許可をするが、業務時間中にはショッピングサイトや、娯楽用サイトへのアクセスは禁止するなど、端末ごとだけでなく、アプリケーション/フローベースで、より細やかな制御が可能となります。

さらには、資産管理アプリケーションなどとも連携し、資産登録済みの端末からのアクセスは有効とするが、資産管理未登録の端末からのアクセスは無効とするといった、業務アプリケーションとネットワークとの連携が実現可能となります。

SESの最大の長所は、ネットワーク上のすべての装置をOpenFlow対応にする必要がなく、SESを導入したい箇所のみをOpenFlow対応スイッチに変更することで、SES化を進められることです。

さらに、各アプリケーションに専用ソフトウェアを導入しなくても、ネットワークが各アプリケーションと連携して端末のセキュリティーを担保するため、まだウィスル対策ソフトが存在しないIoTデバイスに対しても、しっかりとした安全性を担保できます。これらのことから、SESの最大の長所は、「非常に実効性・実現性の高い現実的なソリューション」であると言えると考えています。

アライドテレシス独自の「Network AI」の確立を推進

ネットワークAIの実現 

アライドテレシスのこれからの取り組みとしては、「IoT時代を見据えた無線LAN製品群の拡充と新技術への対応」に力を入れていきます。

IoT時代を推進する上で重要なパーツの1つとなるのが無線LAN技術ですが、アライドテレシスでは現在、「小規模向け無線LANシステムのMWSシリーズ」や「セル型無線LANシステムのTQシリーズ」、「チャンネルブランケット型 無線LANシステムのExtricomシリーズ」など豊富な無線LAN製品ラインアップを有しています。

これらの多種多様な無線LAN製品と、アライド独自の2つのSDNである「AMF」及び「SES」を融合させ、さらには、京都大学との無線LAN技術の共同研究・開発により、「一元化」「簡素化」「自律化」を有線・無線に関わらず実現し、IoT時代を見据えた最適なIoTインフラを目指し、アライドテレシス独自の「Network AI」の確立を推進していきます。

出典
  • アライドテレシス コミュニケーションマガジン Fashionista Vol.12 October 2016「Solution Report①」
  • アライドテレシスWEBサイト:http://www.allied-telesis.co.jp/

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