GraphiteTIM 取り付け簡単! グリスの課題を克服する放熱材料|パナソニックインダストリー


高熱になる電子機器内のパワーモジュール等は、ヒートシンクに接続して熱を逃がすのが一般的です。その際に広く採用されているのはサーマルグリスですが、グリスにはいくつかの課題があります。
主な課題としては、ボイドやドライアウト現象、ポンプアウト現象などが挙げられます。
パナソニックの「GraphiteTIM」(グラファイト系熱伝導シート)は、グリスのこうした課題を解決する、新たな放熱マテリアルとして開発されました。

GraphiteTIMの特長とは
取り扱い簡単でメンテンナンス工数も削減可能。「GraphiteTIM」の特長を見てみましょう。
取り付けはねじで止めるだけ!
まず、大きな特長として挙げられるのは取り扱いの容易さです。シート製品なのでグリスのように塗布作業はいらず、ネジで止めるだけ。取り付け工数を大幅に削減できます。

安定した熱抵抗
高い圧縮率を持つ「GraphiteTIM」はヒートシンクとの間の段差を効率よく吸収します。またグリスのようにボイドが発生することがないため、バラツキのない安定した熱抵抗を発揮します。


変化しない物性
シート状なのでポンプアウト(たれ落ち等)は発生しません。また熱に強く10年間使用した後でもドライアウト(ひび割れ)は発生しません。メンテナンス作業を大幅に簡素化できます。

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主な使用用途
こうした優れた特性を生かし、各種インバーター、コンバーターをはじめ、車載カメラや車載用LED、モータ制御ユニット、HUDレーザー光源、医療機器、基地局、サーバー等々、多様な用途で使用可能です。

ラインアップ
インターフェースのギャップの大きさに合わせて、200μm〜350μmまでの3種類の厚みがあります。また主要メーカー5社のパワーモジュール品番に対応可能です。
ご興味のある方、ご質問のある方は、お気軽に高木商会にお問い合わせください。
※掲載した図表はパナソニック株式会社のカタログなどをもとに作成しています。
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