GENESYS+シリーズ 業界最小クラスの直流安定化電源| TDKラムダ
GENESYS+シリーズは、Genesysシリーズの上位機種として、高電力密度化、高性能化を実現した電源です。出力電圧・電流の低リップル化や高速応答化、高精度化を実現し、要求の厳しい評価試験にも対応可能です。また、定電力制御やスルーレートコントロールなどの新機能が追加され、LAN・USBなどの通信インターフェースや、耐ノイズ性に優れた絶縁型アナログコントロールを標準装備しています。通信プロトコルは計測分野で求められるNI-VISAに適合し、SCPIコマンドでの設定が可能です。さらに並列接続も容易な設定方法で行うことができ、拡張性にも優れています。
現在、自動車関連や半導体等の生産・検査設備において、各種フィールドバス、ネットワ ーク化が急速に進んでおります。さまざまな通信形態に対応する為、EtherCAT やModbus 等のオプションモデルを随時追加していく予定です。
特長
- 豊富な入力電圧バリエーション
- 出力電圧10V~600V まで10 機種ラインアップ
- 絶縁型アナログコントロール / 通信インターフェース(LAN・USB・RS232C・RS485) 標準装備
- GPIBはオプション設定あり。EtherCAT、Modbus等オプション対応予定
- 並列接続は4 台まで可能、直列接続は2 台まで可能
- GENESYS+をPC 上で制御・監視できる専用ソフトウエアを無償提供
主な用途
- 自動車関連設備の検査、バッテリーの充電・検査等
- 半導体・液晶関連設備での抵抗加熱コントロール・磁場発生用途等
- 各種電着・電解剥離等
スケーラブル並列(マスタースレーブ)
専用ケーブル一本の接続だけで自動的にマスター/ スレーブ設定が可能
- 自動的にマスター/スレーブかを検出しパラメータを設定
- 操作は1 台の電源の場合と同じ
- 並列接続されたシステム合計の電流値をマスター機へ表示
- 高速応答性
従来のCVCC 機能加え、新たに追加機能搭載!!
電源の出力が定電力となるように制御
CP モード(定電力制御)
- フロントパネルまたは通信により、設定が可能
- 電圧リミット及び電流リミットの設定が可能
- 高精度の温度制御が要求されるアプリケーションにおいて、抵抗値のずれによって発生する温度誤差を電源が自動で補正します
内部抵抗機能
- フロントパネルまたは通信により、設定が可能
- 負荷線による電圧降下を模擬する用途としても使用可能
- 負荷電流に応じて発生するバッテリーの電圧降下をシミュレート
ソフトウェア無償提供
TDKプロダクトセンター「技術支援ツール」よりソフトウェアをダウンロードできます。
G+ Waveform Creator
- 出力電圧/出力電流のシーケンス設定(WAVEモード、LISTモード)が可能
- 波形はWAVEモード、LISTモードを用意
- 設定したシーケンスは電源内部に4パターンまで設定でき、設定後はPC などの接続なしに出力可能
G+ Virtual Front Panel
- ソフトウェア上から電圧・電流・各種操作の設定が可能
- 出力状態、エラー、イベント、リカバリなどのデータロギング可能
- 最大100 ステップまでのサイン波や方形波などを含む複雑なシーケンス設定可能
- 起動時のカーバッテリーシミュレーションや電圧降下などに対する電気部品テスト用に対応
- 設定したシーケンスはPC 上に10パターンまで保存可能