密着イメージセンサ 表面検査用CIS KDシリーズ | 三菱電機
30年以上の実績を元に開発された高品質・高性能なCIS
三菱電機の密着イメージセンサ(CIS)は、長年の実績で培ったノウハウを元にCMOSセンサICから光源まで様々なキーパーツを独自開発。高速デジタル出力で高精細な画像をご提供しています。
表面検査用CIS KDシリーズは、ラインカメラに代わる表面検査用デバイスとして印刷物・フィルム・基板・鉄板等のキズ・汚れ・欠損・色味・位置などの検知に幅広くご使用いただいております。
密着イメージセンサ(CIS)とは
密着イメージセンサ(Contact Image Sensor:CIS)は、センサ(受光素子)と光源(LED)、ロッドレンズアレイ(正立等倍結像系レンズ)を一体化したイメージセンサです。
カメラに比べ、媒体の表面近くに設置でき、コンパクトな撮像システムで読み取りができます。
密着イメージセンサ(CIS)の基本構成(断面図)
KDシリーズ特長
取付簡単!組込機器のコンパクト化を実現
オールインワンで、レンズ・光源・センサ(受光素子)が筐体に組み込まれており、レンズ・光源等を個別に設計・手配する必要がなくなります。
シンプルな筐体形状と取付機構となっており、搭載機器への設置調整の手間を軽減します。
長幅の一括読取が可能
豊富な製品群で、最長1688mmまでの読取幅をラインナップしております。ご使用用途に合わせて読取幅を選択いただけます。
各読取幅に合わせ、1台の製品の中で、レンズ・光源・センサ(受光素子)をオールインワンで組立てしていますので、複数のラインカメラをご使用になる際の設置調整の手間などを省けます。
歪みの少ない均一な読取画像
本製品は、各読取幅と同じ長さの正立等倍レンズ(ロッドレンズアレイ)を使用しています。従来のラインカメラや縮小光学系読取方式に比べ、端部の画像歪が少なく検査精度がより安定します。
クリアなエッジ検出
一般的なラインカメラと比較し、エッジがよりクリアに検知できるため、細かな欠陥を判別しやすいです。
光源内蔵タイプ・光源レスタイプをラインナップ
ご使用方法に合わせ、光源内蔵タイプと光源レスタイプの二種類を選択いただけます。
光源内蔵タイプは、三菱電機標準の白色LEDアレイが組み込まれております。
光源レスタイプは、スリムな形状となっています。お客様がご用意される光源と組合せ、角度を調整しながら、フレキシブルに設置いただけます。
KDシリーズ概略仕様
- シリーズ
- KD-AX(カラー)
- KD-MX(モノクロ)
- 読取幅
- 309.7mm/619.7mm/929.6mm
- 動作距離
- 12mm
- 出力I/F
- CameraLink®
- 露光方式
- LEDパルス制御
- シリーズ
- KD-CX
- 読取幅
- 367.0mm/587.2mm/807.4mm
- 動作距離
- 12mm
- 出力I/F
- CoaXPress®
- 露光方式
- LEDパルス制御
電子シャッター機能
- シリーズ
- KD-CXL
- 読取幅
- 1064.3mm/1247.8mm/1688.3mm
- 動作距離
- 27mm
- 出力I/F
- CoaXPress®
- 露光方式
- LEDパルス制御
電子シャッター機能
- シリーズ
- KD-DXL
- 読取幅
- 1064.3mm/1247.8mm/1688.3mm
- 動作距離
- 27mm
- 出力I/F
- CameraLink®
- 露光方式
- LEDパルス制御
電子シャッター機能
- シリーズ
- KD-SX(開発中)
- 読取幅
- 106mm
- 動作距離
- 1.3mm
- 出力I/F
- GigE Vision®
- 露光方式
- LEDパルス制御
※Camera Link® はAIA(Automated Imaging Association)の登録商標です。
※CoaXPress®はJIIA (Japan Industrial Imaging Association)の登録商標です。
※GigE Vision® はAIA (Automated Imaging Association)の登録商標です。