2020年08月26日

SIMATIC S7-1500 高速のオートメーション用コントローラー｜シーメンス

SIMATIC S7-1500アドバンストコントローラーは、パフォーマンス、通信、柔軟性、およびテクノロジファンクションに対する高度な要求に対応する中級からハイエンドマシンに最大のパフォーマンスを提供する究極のパワーを誇ります。

SIMATIC S7-1500 – ハイスペックコントローラー

高速バックプレーンバスやPROFINETパフォーマンス、最短のリアクションタイム、および最大1nsのCPUでのコマンド処理時間を誇るSIMATIC S7-1500を使用することにより、生産プロセスで最高の生産性と製品品質を達成することができます。

したがって、あらかじめ決められたスケジューリングに基づいて確実に伝送するPROFINETインターフェースは、高い再現性とμsレベルの精度を実現します。

迅速な故障検出および復旧

SIMATIC S7-1500システムに内蔵の統一された表示コンセプトと診断機能によって、TIAポータルのエラーメッセージは、HMIパネル、WebサーバーおよびCPUのフロントディスプレイに共通のテキストで表示されます。診断の機能設定や表示方法は、システムにユーザーフレンドリーな方法で統合されています。トレース機能は、すべてのCPUでサポートされています。

これにより、ユーザープログラムやモーションアプリケーションの正確な診断とドライブの最適化が行えます。故障発生時は、問題箇所を素早く特定でき、正確に処置できます。これによりダウンタイム時間が短縮し、プラントの可用性が向上します。

取り扱いと設置が容易

SIMATIC S7-1500は、取り扱いが非常に簡単で、多くの新機能で最高レベルの使いやすさを提供します。詳細なテキスト情報がプラント全体の透明性を高めます。標準化された前面コネクターにより、スペアパーツの管理が容易になります。簡単で実用的なクランプとラベルの割り当てにより、配線時間を短縮し、故障時の診断が容易になります。

統合された電位ブリッジにより簡単に柔軟性の高い電位系統を形成でき、サーキットブレーカーやリレーなどの補助コンポーネントを簡単に取り付けることができます。アナログ信号のシールド処理により、信号読み取り品質があがり外部電磁妨害に対する堅牢性が高まります。容易な拡張性、組み立て作業の簡略化、および上位互換性が最大の費用対効果と投資保護を提供します。

ハイテクノロジー

SIMATIC S7-1500アドバンストコントローラーは、テクノロジのタスクに完全に対応します。モーションコントロール、信号の高精度入出力、PID制御が統合され、T-CPU（テクノロジCPU）においてはより広い用途で使用できます。TIAポータルは、同期制御やカムディスクなどのモーションコントロールのエンジニアリングをサポートします。

シーメンスは、SIMATIC S7-1500アドバンストコントローラーとSINAMICSサーボドライブシステムで構成される調和したパッケージを提供し、統合されたPROFINETインターフェース経由で簡単に接続することができます。簡単にコミッショニングを行い、最適な制御品質を提供するために、連続または離散制御プロセス（PID制御）用途の小型コントローラーを追加して構成することができます。