三菱電機 高効率同期リラクタンスモーターRF-SR形「MELSUSMO」


三菱電機のRF-SR形「MELSUSMO(メルサスモ)」は、モーター出力15kW以下で国内メーカー初※1の効率クラスIE5※2を達成した、高効率同期リラクタンスモーターです。
ビルの空調設備および工場の生産設備を介した工場全体の省エネ・CO2削減に貢献し、さらに、モーター回転子にレアアースを原料とする永久磁石を使用しないことで省資源を実現しました。また、ベアリングなどの保守部品を容易に交換可能とし、メンテナンス性も向上しています。
パラメーターを設定するだけで「MELSUSMO」の省エネ運転を可能にする、駆動用インバーター2機種もご用意されています。
- 15kW以下のモーターにおいて。2023年5月18日現在。三菱電機調べ
- 可変速モーターの効率クラス(IEC TS 60034-30-2:2016)モーターの効率クラスはモーターが電気エネルギーを機械エネルギーに変換する際の変換効率を表す基準の一つで、数字が大きいほど効率が高く、エネルギー消費を抑えることが可能。可変速モーターの効率クラスIE5は、IEC TS 60034-30-2:2016において最も高効率なクラスであり、15kW 3000min-1における効率基準値は93.7%
主な特長
同期リラクタンスモータ(SynRM)は、回転子形状の新開発によりトルクを発生する、磁石レスで二次銅損のない画期的なサステナブルモータです。
省エネ/CO2削減
- 当社SF-PR形(IE3モータ)比で発生損失を20%低減
- 効率クラスIE5※を達成
- 可変速モータの効率基準値:IEC TS 60034-30-2 : 2016
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小型・軽量化
- 同社SF-PR形、MM-EFS形(IPMモータ)よりわく番をダウンさせた仕様とし、小型・軽量化を実現
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メンテナンス性向上
- 回転子鉄心が永久磁石レス構造のため、当社MM-EFS形と比較してお客様によるベアリング含む保守部品の交換が容易
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幅広い特殊仕様に対応
- 当社SF-PR形をベースとした設計により同等レベルの特殊仕様に対応可能
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高速運転可能
- 当永久磁石レス方式であることに加え、同期リラクタンスモータに最適な当社独自のインバータ制御技術の開発により、最高5,400min-1までの高速運転が可能(同社MM-EFS形は4,000min-1まで対応)
主な仕様
形名体系
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仕様表
- 外被構造
- 全閉外扇形
- インバータ入力電圧・周波数
- 200-230V 50/60Hz または 400-460V 50/60Hz
- 定格回転速度
- 3000min-1
- 保護方式
- IP44(防塵防水形はIP55)
- 運転定格
- S1(連続)
- 回転方向
- インバータ駆動のため、両方向回転可能
FWD: 軸端より見て反時計方向(CCW)
REV: 軸端より見て時計方向(CW)
- 耐熱クラス
- 155(F)
- 周囲条件
- 温度:-30~40℃
湿度:100% RH(ただし結露のないこと)
標高:1000m以下
雰囲気:腐食性及び爆発性ガス、蒸気及び結露が無く、粉塵が少ないこと
- 口出線
- ラグ方式:わく番号 112M リード本数 3本
:わく番号 132S ~ 132M リード本数 6本
- 塗色
- 1マンセル N1.5
- 適用規格
- なし
寸法表
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関連リンク
- サステナブルモータ MELSUSMO RF-SR商品紹介(mitsubishielectric.co.jp)

