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Push-in(プッシュイン)をリードするフエニックス・コンタクトのPush-in Technology

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フエニックス・コンタクトは、1978年に初めてプッシュイン方式のDINレール取り付け端子台を開発して販売し、長年にわたって関連技術を蓄積して信頼性を向上してきました。現在ではプッシュインのパイオニアとして世界のインターフェース市場をリードしています。
2009年には日本市場のニーズに応えて、着脱が容易なプッシュイン接続方式の「PTシリーズ」を販売開始し、端子台を中心に各種機器でのプッシュインの良さを実感していただき、メンテナンス不要で信頼性のある端子台として高い評価をいただいております。
近年ますます求められている作業時間の短縮や接続作業の均一化などの作業品質向上のニーズに、「簡単」「速い」「安心」なプッシュイン接続方式の製品でお応えします。

開発までの歴史的背景

圧着端子が開発される以前は、屋内配線では各国とも電線どうしを直接ハンダで接続する方法が一般的でした。
1925年(大正14年)頃、ヨーロッパ、アメリカで圧着による接続方法が開発され、日本では第二次世界大戦後にアメリカ占領の影響から、圧着接続が非常な勢いで普及しました。以降日本では「丸端」が主流になりました。
1950年代から欧州でスプリング式接続が開発され、工数削減や振動のあるアプリケーション向けに徐々に市場に浸透してきました。

日本市場の声を反映させて生まれたプッシュイン

Push-in Technologyは、日本市場の声を反映させてグローバルに展開した技術です。1978年に基本プッシュイン技術を採用したFKシリーズ(基板用コネクタ)を開発・導入し、現在の最先端のDINレール端子台PTシリーズの開発に至っています。

詳しく述べると、1978年からスプリング式の中でも単線やフェルール(棒端子)付き撚り線を端子台に挿し込むだけの簡単な接続方式である「挿し込み式端子台」を製品化し、DINレール端子台、プリント基板端子台に展開、その後、日本市場でのユーザーニーズ調査をもとに「プッシュイン式端子台PTシリーズ」を開発し、2009年より市場に投入しました。

PTシリーズの特長として、
①最小の電線挿し込み力と最大の引張強度 ②専用工具不要 ③完全なタッチプルーフ ④国内記名板使用可能(9.5㎜幅)⑤各種国際規格取得 などがあげられます。

もともと日本市場のニーズを取り込んで開発されたため、発売と同時に各種市場、ユーザーに受け入れられ、現在でも毎年高い伸び率を見せています。日本市場の主な採用アプリケーションとして、大手自動車会社生産設備の標準端子台、工作機械、マテハン、食品機械、半導体製造装置、船舶などがあげられますが、近年では従来圧着端子台を使用していた電力、発電、鉄鋼といったインフラ設備にも広く浸透し始めています。

市場要求をクリアする各種試験

これらの市場からは、端子台の標準試験であるIEC 60947-7-1、JIS C 8201-7-1に準拠した試験はもちろんのこと、振動試験、衝撃試験、耐環境試験など様々な特殊試験要求があり、それらを一つ一つクリアしながら製品性能向上、新製品開発を進めています。

ここで、プッシュイン試験概要を動画でご紹介いたします。

現在フエニックス・コンタクトでは、端子台製品のみならず、リレー、電源、雷サージ保護機器、Ethernet機器、角形/丸形コネクタ内部配線用など幅広い製品でプッシュイン接続製品を拡大中です。

独自の接続技術、Push-in Technologyとは?

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Push-in Technologyは新世代の接続方式として、世界中で好評を博しています。
プッシュイン接続方式は、単線やフェルール(棒端子)付き撚り線を、端子台に挿し込むだけの簡単な接続方式で、専用工具を使用せずに配線を行うことが可能です。緩みが防止され、増締めの必要もなく、耐振動性も向上することから、数多くのアプリケーションで有効です。
この接続技術はフエニックス・コンタクトの製品で多く採用されており、革新的なソリューションを提供します。

Push-in Technologyの特長

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資料提供:フエニックス・コンタクト株式会社

配線時間を50%削減

・電線を挿し込むだけで接続可能※
・トルク管理・増締め不要
※単線およびフェルール(棒端子)付き撚り線の場合に限ります。裸撚り線の場合はドライバーを専用穴に挿入し、内部のばねを開放した状態で挿入できます。

制御盤をより小さく

・装置部分のスリム化が可能
・デッドスペースの削減に貢献

より高い信頼性

・振動によるゆがみがない
・抜けにくいばねによる電線保持

フエニックス・コンタクトは、プッシュイン接続に最適なフェルール端子(棒端子)と圧着工具も各種用意しています。フエニックス・コンタクトの工具は、最適なハンドリング、人間工学に基づいた設計、高い耐久性、および機能性を兼ね備え、高品質、高効率を保証します。
また新しく規定されたフェルール端子の規格『UL486F』を2016年12月にいちはやく取得しました。このUL認証は、フェルール端子と、指定された圧着工具との組合せにより有効となりますので詳細についてはお問い合わせ下さい。

Push-in Technolgyを採用した豊富な製品ラインアップ

フエニックス・コンタクトではPush-in Technologyを採用した製品を豊富にラインアップしています。
DINレール端子台、基板端子台、各種コネクタ、スイッチング電源、ハイブリットコンタクタ、サーキットプロテクタ、セーフティリレー、サージ保護機器など多岐にわたっています。Push-in Technologyを採用することにより、コンパクトで信頼性の高い製品を実現しています。

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資料提供:フエニックス・コンタクト株式会社

Push-in Technologyを採用した製品は、既に国内市場でも、工作機械、自動車といったFA市場にとどまらず、発電業界、鉄鋼などのプラント市場、BA市場にも採用が広まっています。
これからも市場の最先端を行くPush-in Technologyとフエニックス・コンタクトの製品にご期待ください。

※フエニックス・コンタクト株式会社よりご寄稿いただいた原稿をもとに、高木商会が一部編集をいたしました。

参考資料

※フエニックス・コンタクト株式会社 「Push-in製品ラインアップ」カタログ(58C0443)

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