IDEC 1A1M形 マルチユース ミリ波レーダセンサ
ミリ波レーダセンサ「1A1M形」は、光学センサや超音波センサが苦手としている、降雨/降雪/霧/風/粉塵/煙/西日/木の葉などの周囲環境の影響を受けることなく、安定したセンシングを実現します。
1A1M形の主な特長
ミリ波レーダをFAセンサ形状で使いやすく
25.4mmピッチの取付可能な小型化に成功したことで、光センサでは検出が困難な環境下での検知・測長が可能です。水蒸気環境・湯気環境・オイルミスト環境・粉塵環境・降雨環境・風環境・雪環境・高照度環境・太陽光直入環境など今まで諦めていた環境での検知・測長が可能になります※1。
汎用センサと同様の使い勝手を実現
出力形式はNPN出力・PNP出力・IO-Link出力を標準装備※2。4~20mA・0~10Vのアナログ出力追加装備もラインアップしました。DC12/24V駆動ですので、従来の汎用センサ・測長センサと同様に使用できます。
反射の弱い物体を透過し内容物を検知
樹脂や段ボールやガラス窓などを透過し、内容物を検出できます。例えばタンクに穴を開けることなく液面距離測長が可能です。段ボールの検知をしながら、同時に内容物を検知することも可能なため、透視のように製品の有無を確認できます※3。
検出物の色や光沢に影響されない安定検出
色や光沢で検出距離が変化したり、検知不可になることはありません。例えばラベルデザインの変更による再調整は不要です。また、相互干渉にも強く、密着取付の際には異周波タイプを必要とする光センサに比べて、設置や調整が簡単になります※3。
Bluetooth接続で設定変更が容易
各種設定はBluetooth接続のアプリケーションソフトウェアを用いてスマートフォンや ノートパソコンにて入力。センサ本体だけでなくパソコンにも設定保存が可能です。
また、表示上ではレーダ波形のモニタリングも可能です。波形記録機能もあります。手の届きにくい場所・侵入禁止の場所にセンサを設置されても立ち上げ中はもちろん、稼働中も受信状況を容易に確認できます。
アプリケーションソフトウェア/波形記録機能
電波強度波形が見えることで動作状況が目視で確認可能
見えないミリ波レーダを見える化することで、動作状況が簡単に確認できます。安定検知であるか、しきい値をどのように設定すれば適切かなど、判断が容易となりセンサ設置時の工数が大幅に削減できます。
ロギング機能で最適な設定が可能
任意の波形を記録し過去の記録と現在の記録を比較できます。検証テストや現場調整時に動作状況のロギングを行い、最適な検知設定を見い出すなど、さまざまな分析が可能です。
プロダクトデザイン
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- 動作表示灯は距離を置いても見やすく明るいLEDを採用
- 本体は現場で必要な最低限のボタン数
- 斜め取出しケーブルで取り回しが容易
- ねじピッチは市販の汎用金具で取付可能な25.4mm
利用シーン
FA関係
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車両関係
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関連リンク
- 1A1M形 マルチユース ミリ波レーダセンサ製品紹介ページ(jp.idec.com)